ハイレゾとアナログ

アナログ再生装置の開発者に言わせると、

ハイレゾはまだアナログに敵わないそうだ。

特に問題なのは、クロックでPCに搭載されているクロックは、結構、適当なものなんだそうだ。

ハイレゾ音源を作る側はルビジウム・クロックなどを使って正確な時間を切り出している。

クリスタルのクロックはジッダー(周波数の揺らぎ)が激しく使い物にならないそうだ。

再生側でそこまで気を使った装置はまだ登場していないようだ。

また、アナログレコードの再生に用いられるカートリッジもLPレコード最盛期に比べると加工精度が10~100倍程度向上したので、昔、聞いた音とは次元の違うものになっているそうだ。

加工精度が上がると針のコンプライアンスが向上する。

コンプライアンスとはレコードの溝に対する針の追従性で、細かい凹凸までトレースすることで忠実度が上がるわけである。