安倍ちゃん大勝利

伊勢志摩サミットで、安倍首相は
「世界経済はリーマン・ショック前に似ている」との景気認識をもとに財政政策などの強化を呼びかけた

これに対し
英国のキャメロン首相「危機とは言えない」と反論

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)「世界経済が着実に成長する中、安倍氏が説得力のない(リーマン・ショックが起きた)2008年との比較を持ち出したのは、安倍氏増税延期計画を意味している」

仏ルモンド紙「安倍氏は『深刻なリスク』の存在を訴え、悲観主義で驚かせた」

米経済メディアCNBC「増税延期計画の一環」「あまりに芝居がかっている」

第一生命経済研究所の西浜徹氏「新興国の減速リスクはゼロではないが、欧米経済は堅調なので、世界経済の危機を招くとは思えない。中国では昨年、株バブルがはじけたが世界で金融不安は起きていない」

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の嶋中雄二氏「〇八年に商品価格が大きく下落したのはリーマン・ショックが起きてからだ。最近の下落幅が同じといっても(産油国の綱引きなど)原因は当時と違っており、これから危機が起きるという理由にはならない。原油価格は一バレル=五十ドルに戻るなど、商品価格はむしろ底入れしている」


果たして6月24日
欧州連合(EU)からの離脱を問う英国の国民投票で、投票総数3357万7342票のうち、「離脱」は1741万742票(51・9%)、「残留」は1614万1241票(48・1%)でEU離脱が決まり、株とポンドは大暴落、円高は100円割れとなった。

安倍首相の先見性が示されたわけである。

「危機とは言えない」と根拠もなく反論したキャメロンは辞任する。

未来がわからない専門家ばかりだ。