悲愴
今日のNHK-FM(2015/2/19 19:00~)で
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74“悲愴”
を流していた。
2014年9月19日にチョン・ミョンフン指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
がフランス・パリ サル・プレイエルでの演奏を収録したものである。
ご存知の方も多いかと思うが、悲愴の第三楽章は、行進曲が次第に力強く現れ、
最後は力強く高揚して終わる。
そのため、ここで曲が終わったと勘違いして拍手をしてしまう聴衆が多いことで有名で
要注意曲である。
西洋人が間違えることはないだろうと思っていたが、今日の収録では、盛大な拍手が
しばらく続いた。
あるいは曲の最後ではなく、三楽章のすばらしい演奏に対する拍手かもしれないが。
日本では、ここで拍手が起こらないように、指揮棒を下ろさないで四楽章を続けて
演奏することが多い。
他に、よく間違える曲としては「舞踏への勧誘」が有名である。
最後のチェロ独奏が残っているのに拍手してしまうのである。